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差別化したい
金属3Dプリンタ
イノベーション(変革)は起こそうとして起こるものではなく、様々なファクターが重なり合い、積み上げていくことで、初めてイノベーションが起こります。
新しいものづくりに、いっしょに挑戦しませんか?!

プラス+

素材×素材でものづくりの新しい可能性を引き出す
素材開発に革新をもたらす金属3Dプリンタの機能が、今注目を集めています。
金属3Dプリンタ(パウダーベット方式)は粉末状の金属材料をレーザーで溶融し、急冷凝固を繰り返して成形していく手法です。その過程を活かすことで、鋳造や従来工法では叶わなかった金属材料の組み合わせで、世の中には存在し得なかった新しい素材を生み出すことができるようになりました。
例えば、アルミとセラミック、鉄と銅などの合金素材が生まれています。高強度かつ軽量というような複合特性を持つ素材の誕生により新しい可能性が生まれると共に、希少金属(レアメタル・レアアース)など生産地に依存しない持続可能なものづくりが実現できる未来も見えてきました 。金属3Dプリンタは「素材という根底からものづくりを変える」そんな可能性も秘めたマザーマシンであると言えます。

(弊社ソディック製)
異方性が無い :@0° ≒ @90°
引張強度(TS) :500MPa以上
0.2%耐力(PS):500MPa以上
破断伸び(EL) :10%以上
疲労限度(FL) :160MPa以上
(上記は代表値)

引張強度(TS) :200MPa以上
0.2%耐力(PS):170MPa以上
破断伸び(EL) :15%以上
(上記は代表値)


サスペンション部品
ステアリングナックル

軽量なオイルクーラーや
ラジエター部品

プラスチック製品の大量生産

アルミダイカストにおける生産性の向上が期待できます
加工方法に依存することなく機能重視で設計ができる
素材を「積み重ねる」という新しい発想により、従来工法では難しかった構造を実現できることが金属3Dプリンタの魅力のひとつです。
従来工法は一般的にはいくつものパーツを製作し、それを組み上げることによって完成品をつくる手法です。パーツごとに専用の機械や、組み上げの工程が必要です。しかし、金属3Dプリンタは元来の組み上げる工法とは違い、素材である金属粉を溶かし固めて積み重ねるという発想で造形します。よって、加工方法に依存することなく、機能面からアプローチした設計が可能になります。
例えば、コスト削減を加味した部品の集約設計や設計プロセス自体の効率化が図れるようになるでしょう。
また、AI機能による設計(ジェネレーティブデザイン)を利用することで、軽量化や多機能構造など人間では思いつかなかったような最適な製品設計が、金属3Dプリンタから生み出されています。
設計者は、複数の最適解からニーズに最もマッチするものを選択することができます


金属3Dプリンタは、金型が不要であるため多品種を効率よく生産するケースに有効と考えられています。例えば、身体的特徴が一人一人異なる人体に合わせることが必要な人工骨などの医療部品は、金属3Dプリンタのメリットを活用できる分野として大きな期待が寄せられています。
また、大量生産による大量廃棄のジレンマの解決や大量仕入れによる原価引き下げの対策も次世代のものづくりには必要不可欠なファクターです。
金属3Dプリンタによるカスタマイゼーションによる生産方法は、生産量の最適化とコスト削減を次世代のものづくりに貢献できる新しい生産方法を確立するでしょう。

外的要因に柔軟に対応できるものづくり
世界基準で競争力を維持していく場合、外的要因に柔軟に対応できなければなりません。
場所について
狭小スペースで生産を目指す場合、最小限の設備で対応しなければなりません。金属3Dプリンタは切る・削る・磨くなど従来の複数の工程で生産するだけではなく、“金属3Dプリンタ1台”で工程を集約できるところがないか検討することも考えられます。
人について
有能な設計者や技術者のノウハウや製造条件をデータ化し、どの国地域によることなくオンラインでシームレスにつながることで、ものづくりのノウハウを常にアップデートしながら、金属3D プリンタで製造するといった試みが実施されています。また、少人数でオペレーションが可能であることから人件費の削減にも貢献すると期待されています。

制限の無いものづくり
まずは材料を製造場所に集めることから始まり、製造したものを利用される場所まで運ぶというプロセスは、CO2排出問題、あるいは紛争や災害などに左右されてしまいます。「必要な時に最適な場所でつくる」という新しい視点で、これらの問題を解決する機械として金属3Dプリンタが注目されています。建築材料が集められなかったり、製造場所が確保できないといった災害地や宇宙空間でも活躍の場が広がっています。